「読書なんて無理」と思っていた私が、たった1冊で人生を変えた話

「本なんて読んでる時間ない」「活字見ただけで眠くなる」「何から読めばいいかわからない」

もしかして、あなたもこんな風に思っていませんか？実は、１年前の私も全く同じでした。本屋に入ることすら億劫で「読書している人って意識高いよね」なんて斜に構えていたんです。

でもたった1冊の薄い本との出会いが、私の人生を180度変えました。それが「チーズはどこへ消えた？」という本です。今日は読書嫌いだった私がどうやって本の魅力に目覚めたのか、そして「チーズはどこへ消えた？」がなぜ特別だったのかをお話しします。

なぜ私たちは読書を避けてしまうのか？

読書嫌いになる3つの理由

まず、なぜ読書が嫌いになってしまうのか考えてみました。私の場合、理由は主に3つありました。

1. 時間がかかりすぎる 仕事で疲れて帰ってきて、貴重な自由時間に難しい本を読むなんて考えられませんでした。YouTubeやNetflixの方が圧倒的に楽だし、すぐに楽しめますからね。

2. 学校の読書感想文のトラウマ 「深く読み取って、立派な感想を書かなければいけない」というプレッシャーが、読書を「義務」にしてしまいました。本来、楽しいはずの読書がいつの間にか「やらされていること」になっていたんです。

3. 分厚い本への恐怖感 本屋で目に入るのは200ページ、300ページの分厚い本ばかり。「こんなの読み切れるわけない」という気持ちが先立って、結局何も買わずに帰ることの繰り返しでした。

あなたも、こんな経験ありませんか？

運命を変えた96ページの小さな本

インターネットで見つけた一筋の光

私が変わるきっかけは、意外にもインターネット検索でした。

ある日、仕事がうまくいかず落ち込んでいた私は何となく「人生 変える 方法」と検索していました。すると、読書関連の記事がいくつもヒット。「読書なんて…」と思いながらも、暇つぶし程度に「初心者 おすすめ 本」で検索してみたんです。

そこで何度も目にしたのが「チーズはどこへ消えた？」という本でした。レビューを見ると「スキマ時間で1週間以内に読める」「人生観が変わる」「読書嫌いでも読み切れた」という声ばかり。
半信半疑で口コミをさらに調べてみると、amazonでも楽天でもレビュー評価が異常に高い。「こんなに薄い本で本当に人生が変わるの？」と思いながらも、とりあえず購入しました。

手に取った瞬間「あ、これなら読めるかも」と思いました。なぜなら：

• 厚さわずか7mm（文庫本の半分以下！）
• 96ページしかない（雑誌感覚で読める）
• 手のひらサイズ（電車でも読みやすい）
• 文字が大きい（老眼でも安心）

「これで本当に人生が変わるの？」と半信半疑でしたが、とりあえず読んでみることにしました。

シンプルすぎる物語に隠された深い真理

物語は驚くほどシンプルです。
迷路の中で、2匹のネズミ（スニッフとスカリー）と2人の小人（ヘムとホー）がチーズを探している。チーズは彼らにとって「幸せ」や「成功」を象徴するもの。

ある日、いつものチーズがなくなってしまいます。さあ、4人はどう行動するでしょうか？
ネズミたちは迷わず新しいチーズを探しに出かけます。 小人のヘムは「チーズを返せ！」と怒り、現実を受け入れません。 小人のホーは最初戸惑いますが、やがて新しいチーズを探す旅に出ます。

最初は「なんて単純な話なんだろう」と思いました。でも読み進めるうちに、これが実は私たち人間の行動パターンを巧妙に表現していることに気づいたんです。

この本が読書初心者に最適な5つの理由

1. 物理的ハードルが圧倒的に低い

• 価格：新品８３８円＋税、中古500円程度
• 時間：2〜3日で読み切れる
• 場所：どこでも読める手軽なサイズ
• 体力：疲れない文字サイズと行間

「高いお金を払って読み切れなかったらどうしよう」という心配が全くありません。

2. 説教臭くない寓話形式

「こうするべきだ」「あなたは間違っている」といった押しつけがましさが一切ありません。読者が自然にメッセージを受け取れるよう工夫されています。

3. 専門用語ゼロ

中学生でも理解できる平易な言葉だけで書かれています。「難しくて理解できない」というストレスを感じません。

4. 実生活にすぐ応用できる

抽象的な理論ではなく、職場 人間関係 家庭などあらゆる場面で使える具体的な知恵が詰まっています。

5. 世界2,800万部の実績

「チーズはどこへ消えた？」が世界2,800万部も売れている理由は、その普遍性にあります。国籍、年齢、職業を問わず、誰もが直面する「変化」というテーマを扱っているからこそ、これだけ多くの人の心に響くのです。
これだけ多くの人に愛され続けているということは、価値があるということです。

読書後に起こった4つの劇的な変化

変化1：「面倒な変化」が「成長の機会」に見えるようになった

以前の私は引っ越しや部署異動、新しい仕組みの導入などがあると「また慣れるまで大変だ」「今のままでいいのに」と憂鬱になっていました。

でも今は「これは自分を成長させてくれる新しいチャンスかもしれない」と前向きに捉えるようになりました。

変化2：「完璧な準備」より「まず行動」を選ぶようになった

以前は何かを始める前に完璧な計画を立てようとして、結局何も行動できませんでした。
今は「60%の準備ができたら動き出す」ことを心がけ、副業や筋トレを始めました。

変化3：「べき思考」から解放された

「50代だから新しいことは始められない」「今までこうしてきたから変えられない」という思い込みがなくなりました。

変化4：読書が人生の武器になった

何より大きな変化は、読書に対する印象が180度変わったことです。「こんなに短時間で人生に役立つ知識が得られるなら、他の本も読んでみたい」と自然に思えました。
現在は 月2〜3冊、年間30冊以上のペースで読書を続けています。

読書習慣を無理なく続ける5つのコツ

コツ1：完璧を求めない

「全部理解しなければいけない」と思うとプレッシャーになります。「心に残った一文があればそれで十分」という気持ちで臨みましょう。

コツ2：薄い本から始める

100ページ前後なら達成感を味わいながら続けられます。200ページ以上ある本は、読書習慣が身についてから読みはじめましょう。

コツ3：時間と場所を固定する

私の場合は「昼休みの時間」と決めています。毎日同じタイミングで本を開くことで、自然と習慣として定着しました。

コツ4：目標は小さく設定

「週に15分」から始めましょう。小さな成功体験の積み重ねが大切です。

コツ5：面白そうなところだけ読む

最初から最後まで順番に読む必要はありません。目次を見て気になる章だけ読んでもOKです。

今すぐ始められる3つのアクション

アクション1：本屋に足を向ける

まずは本屋や図書館で「チーズはどこへ消えた？」を手に取ってみてください。
実際の薄さを体感することで「これなら読めそう」という気持ちになります。

アクション2：1日15分の読書時間を作る

スマホを見る時間を少しだけ読書に回してみましょう。通勤時間、昼休み、寝る前など、隙間時間を活用するのがコツです。

アクション3：読書メモを取る

心に残った一文があったら、スマホのメモ機能に記録しましょう。後で見返すと、自分の成長を実感できます。

まとめ：小さな一歩が人生を変える

読書は義務ではありません。でも、人生をより豊かにする強力なツールです。

「チーズはどこへ消えた？」は、そのツールの使い方を教えてくれる最高の入門書です。96ページの投資で、あなたの人生観が変わるかもしれません。
「変化を恐れず、新しいチーズを探しに行く」このシンプルな教訓が、あなたの人生のターニングポイントになることを心から願っています。

今日から始めませんか？まずは書店の本を手に取ってみる。それだけでも立派な第一歩です。

P.S. この記事を最後まで読んでくださったあなたなら、きっと「チーズはどこへ消えた？」も最後まで読み切れるはずです。私はあなたの挑戦を応援しています。

Motosun

ブロガー/読書家/読書環境コーディネーター

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51歳 会社員。妻と中学生、小学生 4人の田舎暮らし。
50歳から本の面白さにハマり日々読書をする毎日。現在、読書で学んだことを実践中。
読書嫌いだったからこそ、ただ本を紹介するだけではなく、その人の年齢 興味 生活スタイルに寄り添ったオススメの本と読書環境を届けます。子どもから大人まで、一人ひとりが「読書の入り口」を見つけ、暮らしの中に読書が自然と根づくようブログを執筆中。