読書が苦手でも大丈夫!実践重視の「メモ術」で自分を変える最適な1冊

motosun

「読書、正直言って苦手なんだよな…」「本を読まなきゃいけないけど、なかなか手が出ない…」 と思っていませんか?難しそうなビジネス書や自己啓発本を前にして尻込みしてしまう気持ち、とてもよくわかります。でも「これなら読めるかも!」と思えて、あなたの人生やビジネスの考えを大きく変える1冊があるとしたら、気になりませんか?

読書嫌いのあなたへ。なぜこの本がオススメなのか?

結論からお伝えします。読書が苦手なあなたに オススメしたい1冊は前田裕二さんの『メモの魔力』です。この本は単なるビジネス書ではなく、具体的な「実践方法」に焦点を当てているからです。また前田さんの熱量が伝わってくるため、読んでいるだけで「メモを取りたい!」という気持ちになります。日常のささいな出来事が、実はアイデアの宝庫であることを教えてくれる目からウロコの1冊です。

『メモの魔力』とは?実践で学ぶ思考術・自己分析

『メモの魔力』の核心は、メモを単なる「記録」で終わらせず、「知的生産」に活用するという考え方です。多くの人がメモを忘れないためのツールとして使っていますが、前田さんは単にメモを取るだけではもったいないと言います。メモを「アイデアを生み出す装置」として見つめ直すことで、私の思考は大きく進化しました。

『メモの魔力』で紹介されているメモの基本フレームワークは「ファクト→抽象化→転用」の3ステップです。これは、目の前の「具体的な事実(ファクト)」から「応用可能な法則(抽象化)」を見つけ出し、それを「自分の行動(転用)」に落とし込むという強力な思考法です。このプロセスを踏むことで、世の中のあらゆる物事をインプットし、アウトプットできる形に変えていくことができます。

具体例でわかる!ファクト→抽象化→転用とは?

具体的な例を見てみましょう。例えば「大阪でチラシと一緒に飴を配ったら、東京の3倍効果があった」という事実(ファクト)を知ったとします。ここから「抽象化」の作業を行います。なぜ大阪で効果が高かったのか?と考えると、「大阪人は東京人よりも、直接的で目に見えるアピールに弱いのではないか」という法則が見えてきます。

この気づきを転用(行動)します。例えば、あなたがオンラインで商品を販売しているなら「電子クーポンより紙媒体のクーポンの方が大阪の人に響くかもしれない」と考えたり、「価格帯の高い商品を売るなら、何かおまけをセットにすると売れやすいかもしれない」といった具体的なアクションプランに繋がります。このように、どんな事実からも学びを得て、自分の行動に繋げることができるのが、このフレームワークの力です。

読書習慣がなくても実践できる!「見開きノート法」の活用法

『メモの魔力』では具体的なノートの使い方も紹介されています。見開きのノートを使い、左ページには事実(ファクト)、右ページの左側には抽象化した法則、右側には具体的な行動(転用)を書くという方法です。

この「見開きノート法」のよいところは、思考のプロセスが視覚的に整理されること。アイデアが整理されるだけでなく、実際の行動につなげやすくなります。ノートを見返すことで、自分の思考パターンや成長の軌跡も確認できます。
前田さんは「フォーマットにこだわる必要はない」とも述べていますので、スマホのメモアプリでも構いません。大切なのは「ファクト→抽象化→転用」の流れを意識することです。この習慣を続けるだけで読書の習慣がなくても、日々の出来事から学び、成長することができます。

読書が苦手だった私に起きた、思いがけない変化

私は読書が苦手でした。でも『メモの魔力』を手に取ってから、ものの見方や日常の受け取り方が大きく変わりました。
とくに「ファクト→抽象化→転用」というメモ術を実践してみて、自分の思考のクセや行動の背景に気づけるようになったのです。

ある日「本を読んでも内容をすぐ忘れてしまう」という出来事をメモしました。
以前なら「人間は忘れる動物だから仕方がない」で終わっていたですが、ファクトとして書き出し「読書をしたのにインプットだけで満足し、アウトプットが足りていない」「読んだ内容を振り返る習慣がない」という本質に気づいたんです。
その抽象化から「読書中に気になった文章に付箋をつけたり、線を引く」「読書後、誰かに話す  SNSで共有して定着させる」という転用アイデアが生まれ、実際にブログを始めるという小さな挑戦ができました。

メモを通して、自分と向き合い始めた私

このメモ術は、自分を深く知る手助けにもなりました。
私は過去の体験をファクトとして書き出し抽象化することで「自分はどういう価値観で動いているのか」「何に不安を感じやすいのか」といった、自分でも見えていなかった部分が見えてきました。
本に掲載されている「自己分析1000問リスト」は、自分のことを客観視する大きなヒントになりました。

情報の受け取り方と行動の質が変わった

この読書体験の一番の収穫は「情報に対する感度」が高まったことです。
以前ならただ通り過ぎていた日常の出来事や何気ない会話の中に「これは何を意味しているのだろう?」と立ち止まって考えるようになり、日常が学びの場に変わってきました。
そして、思考を整理して言語化する力もついてきました。
頭の中でぼんやりしていた考えを言葉にすることで自分の意見や感じていることを、以前よりも人にうまく伝えられるようになりました。
思考を整理して言語化することで、仕事の会話や人間関係でも大きな武器になっています。

さらに、メモを「行動」に落とし込む習慣も身につきました。
私は学んだことや気づいたことをそのまま終わらせず、To-Doリストに書いて実際に行動に移すようにしています。
その積み重ねが、自信や成果となって少しずつ形になってきました。
読書が苦手だった私が、今では「読書は自分を変えるツール」だと思えるようになりました。

さあ、『メモの魔力』で人生を変えよう!

読書が苦手な人に『メモの魔力』をオススメします。なぜなら、この本は単に読むだけでなく「行動」を促してくれるからです。理論を学ぶだけでなく、すぐに実践できる具体的な方法が示されています。
まずは小さな一歩から始めましょう。スマホのメモアプリでも手帳でも構いません。日々の出来事の中で「これは面白い」と思ったことをファクトとして書き留め、法則を見い出し、自分の行動に活かせないか考えてみてください。
読書習慣がなくてもメモを取る習慣から始めれば、自然と学びの習慣が身につきます。そして気づいたときには、あなたの思考力が鍛えられ人生に大きな変化をもたらすはずです。
『メモの魔力』であなたの人生をより豊かにするための一歩を踏み出しましょう!

ABOUT ME
Motosun
Motosun
ブロガー/読書家/読書環境コーディネーター
51歳 会社員。妻と中学生、小学生 4人の田舎暮らし。
50歳から本の面白さにハマり日々読書をする毎日。現在、読書で学んだことを実践中。
読書嫌いだったからこそ、ただ本を紹介するだけではなく、その人の年齢 興味 生活スタイルに寄り添ったオススメの本と読書環境を届けます。子どもから大人まで、一人ひとりが「読書の入り口」を見つけ、暮らしの中に読書が自然と根づくようブログを執筆中。
記事URLをコピーしました