読書嫌いでも人生が変わる！「あした死ぬかもよ？」を手に取るべき理由

はじめに：読書が苦手なあなたでも大丈夫

「読書は苦手…」「忙しくて本を読む時間なんてない…」
そう言って、本を遠ざけていませんか？
私も以前は典型的な読書嫌いでした。小さい頃から「読書は意識の高い人がするもの」だと思い込んでいました。しかし、たった１冊の本との出会いが180度、私の人生を変えました。

今回ご紹介するのは、そんな読書嫌いだった私を変えた１冊、『あした死ぬかもよ？』です。
「死」という誰もが目を背けたくなるようなテーマを、これほどまでにポジティブに、そして読みやすく描いた本は他にありません。読書習慣がない方でも、きっと最後まで夢中で読み進めてしまいます。
この記事を読み終える頃には、「もしかしたら、明日が人生最後の日かもしれない」という少しのドキドキと、これからの人生を精一杯生きようという前向きな気持ちが芽生えます。

なぜ『あした死ぬかもよ？』は読書が苦手でも読めるのか？

1. 驚くほど読みやすい工夫の数々

まず手に取って驚くのが、その読みやすさです。

• 文字が大きい：目に優しく、スラスラと読み進められます。
• カラフルなイラストが豊富：本全体に散りばめられたイラストが、文章をさらに魅力的に彩り、飽きさせません。
• 1ページに1つのメッセージ：短く簡潔な文章で構成されているため、どこから読んでも内容が頭に入ってきます。

『あした死ぬかもよ？』は絵本を読んでいるかのような感覚で、読書が苦手な方でも自然とページをめくる手が止まらなくなります。

2. 「死」をテーマにしているのに、なぜか心が軽くなる

「死」をテーマにした本と聞くと「なんだか重そう…」「読むと暗い気持ちになりそう…」と感じるかもしれません。しかし、この本は全く違います。著者のひすいこたろうさんは、「死」を人生の終わりではなく「人生をよりよく生きるための最高のスパイス」として提示しています。
『あした死ぬかもよ？』を読むと「死」は怖いものではなく「限りある時間」をどう使うべきかを考える、大切なきっかけなのだと気づかされます。読書後には重苦しさではなく、心が軽くなるような不思議な感覚に包まれます。

『あした死ぬかもよ？』27の質問が人生を変える！

『あした死ぬかもよ？』の最もユニークな点は、読者への問いかけです。
物語は「はい。あなたはたったいま死にました。」という衝撃的な一文から始まります。そして人生の最後を笑って迎えるための、27の質問が読者に投げかけられます。27の質問はどれもシンプルでありながら、私たちの心に深く突き刺さります。
例えば、「あなたの『いつか』はいつですか？」
この質問を投げかけられたとき、私はハッとしました。
「いつか、やってみたいなぁ…」と考えていたことの多くがまるで夢物語のように、ただ頭の中で宙ぶらりんになっていたことに気づいたのです。
「いつか」と言っているうちは、いつまでたってもその「いつか」は来ない。
人生の時間は有限なのだから「いつか」ではなく「今」行動に移さなければ後悔する。この質問は、私にそう教えてくれました。

他にも「あなたの人生を最高に笑顔で過ごしたときの話を教えてください」 「あなたの「死ぬまでにやりたいこと」は何ですか？」 「あなたの命を輝かせる仕事は何ですか？」
など、どれも人生を深く見つめ直すための、大切なヒントが隠されています。「本当の自分は何を大切にしたいのか」「これからどう生きていきたいのか」が、きっと鮮明に見えてくるはずです。

「死」から見えてくる「生」の輝き

この本が教えてくれるのは「死」を意識することで逆説的に「生」の価値が鮮明になるということです。
私たちは普段、自分が永遠に生きられるかのように錯覚して生活しています。しかし命に限りがあることを真正面から受け入れたとき、今この瞬間の貴重さに気づくことができるのです。

読書後に起きた私の劇的な変化

『あした死ぬかもよ？』を読んだ後、私の人生は劇的に変わりました。

仕事中心の生活からの脱却

『あした死ぬかもよ？』を読む前の私は、典型的な「仕事人間」でした。毎日2〜3時間の残業は当たり前。休日もメールチェックを欠かさず、家族との夕食よりも会議を優先し子どもの寝顔しか見られない生活を続けていました。
しかし「本当に大切なものは何か？」という問いと向き合ったとき、答えは明確でした。定時退社を実現し、家族と過ごす時間を増やしました。家族との時間、健康、自分らしい生き方こそが真の価値だと気づきました。

新しい挑戦への勇気

「いつか、ブログを書いてみたいなぁ…」何年も夢を先延ばしにしていました。「文章が苦手」「誰も読んでくれないかも」「続かないだろう」という不安が私を縛っていたのです。
しかし「もし明日死ぬとしたら、今やらずにいることに後悔しないだろうか？」この問いが心を激しく揺さぶりました。明日死ぬかもしれないのに、やりたいことを先延ばしにして人生を終えるなんて、こんな後悔はありません。一念発起してブログを始めた結果、自己表現の喜び、読者との繋がり、継続する力という3つの宝物を得ました。今では読書の楽しさや人生のヒントを発信することが、私の生きがいになっています。完璧でなくても、まずは始めることの大切さを学びました。

人間関係の質の向上

以前の私は人間関係を「量」で判断していました。飲み会には必ず参加し、年賀状は200枚以上送っていました。
しかし、本当に大切な関係がいくつあったでしょうか？愚痴ばかりの飲み会や意味のない接待、建設的でない会話から距離を置き、質の高い交流を重視するようになりました。表面的な付き合いを見直した結果、家族との絆がより深まり、真の友人との時間が増え、同じ価値観を持つ仲間との出会いが生まれました。人間関係の「断捨離」によりストレスが大幅に減り、心に余裕が生まれました。本当に大切な人たちとの関係が、人生に充実を与えてくれます。

時間の使い方への意識変化

自分の時間の使い方を分析した結果は衝撃的でした。SNS1時間、テレビ2時間、ネットサーフィン2時間。合計5時間、年間1,825時間2ヶ月半に相当する膨大な時間を「なんとなく」消費していたのです。
「この時間は自分の人生にとって価値があるか？」と自問自答し見直しました。SNSの情報収集は15分、テレビはニュース30分に削減。代わりに読書1時間、運動1時間、家族との会話1時間、自己投資1時間を確保しました。結果として「今日も有意義だった」と思える日が格段に増え、新しい知識やスキルを身につけ、家族との関係も良くなりました。時間を意識的に使うことで人生の満足度が大幅に向上したのです。

まとめ：一冊の本が人生を変える奇跡

「たかが本１冊で人生が変わるなんて大げさな」
そう思う気持ちも分かります。しかし、私は実際に本との出会いによって人生の質が劇的に向上しました。
読書嫌いだった私が断言します。『あした死ぬかもよ？』は、あなたの人生を変える可能性を秘めた特別な一冊です。ページ数は多いですが読みやすい構成、そして心に響くメッセージ。これほど読書初心者に優しく、深い気づきを与えてくれる本は多くありません。
もしあなたが今、人生に何かしらの行き詰まりを感じているなら『あした死ぬかもよ？』があなたの羅針盤となってくれます。そして、読書の楽しさを知る最初の一歩にもなります。
人生は一度きり。人生の貴重な時間をより意味のあるものにするために、まずはこの１冊から読み始めてみませんか？

あなたの人生を変える１冊との出会いが、ここにあります。

Motosun

ブロガー/読書家/読書環境コーディネーター

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51歳 会社員。妻と中学生、小学生 4人の田舎暮らし。
50歳から本の面白さにハマり日々読書をする毎日。現在、読書で学んだことを実践中。
読書嫌いだったからこそ、ただ本を紹介するだけではなく、その人の年齢 興味 生活スタイルに寄り添ったオススメの本と読書環境を届けます。子どもから大人まで、一人ひとりが「読書の入り口」を見つけ、暮らしの中に読書が自然と根づくようブログを執筆中。